イソパラフィンとは、炭素鎖が枝分かれした飽和炭化水素(アルカン)の総称で、同じ炭素数でも直鎖構造のノルマルパラフィンに比べて低融点・低粘度・低臭気といった特徴を示します。分子鎖が枝分かれしている点も違いの1つです。
分子の安定性と低毒性を活かし、次のような分野で広く利用されています。
イソパラフィンは塩素や芳香族を含まず比較的環境負荷が低いものの、揮発性を持つため大気放出時はVOC(揮発性有機化合物)として扱われます。日本の大気汚染防止法ではVOC排出施設に対し濃度規制や改善命令が定められています。
事業者によって、VOC排出削減とライフサイクル低炭素化を目的に下記のような対策が進められています。
化学薬品工場や印刷工場、金属加工工場、塗装工場などさまざまな現場で使用されている溶剤。溶剤回収装置を活用することで、コスト削減、環境配慮、法規制への対応などさまざまな効果を得ることができます。
溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめ。ここでは3つのタイプをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
VOCガス処理で50年以上の実績があり、粒状活性炭を吸着材に使用した装置で、濃度変動がある環境下でも95%の除去率(※1)を実現。リサイクルにも対応。
トルエン、キシレン、ベンゼン など
95%(※1)
有機溶剤精製等の蒸留工程で実績とノウハウがあり、高回収率・省エネルギー型で低ランニングコストを実現。回収した廃液の引取り・精製にも対応。
水よりも沸点が低い、または、水と共沸点を持つ溶剤(アルコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類 など)
99%~(※2)
一本塔の減圧濃縮方式と比べて、蒸気原単位が40%以上節減できる「多重効用蒸留方式」を採用。品質も安定しており、無色で純度99.5%以上のDMFを回収可能。
DMF など
99.5%~(※3)
(※1)参照元:栗本鐵工所公式(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/test-machine.html)
(※2)参照元:日本リファイン公式(https://n-refine.co.jp/service/environment/solpico/)※処理対象・運転条件等で異なる。
(※3)参照元:日本化学機械製造(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/18)