日本化学機械製造

日本化学機械製造の特徴・実績

日本化学機械製造は、昭和13年の設立以来、時代のニーズに応える製品開発を続けてきた化学装置メーカーです。アルコール蒸留技術では国内業界をリードする立ち位置として80年以上の実績を持ち、その経験と技術力は化学・食品・薬品など幅広い分野で活かされています。

設計から製造・管理まで一貫したサポート体制を構築し、豊富な実績と確かな技術で顧客のニーズに応えています。

日本化学機械製造の主な溶剤回収装置の特徴

日本化学機械製造の溶剤回収装置
引用元:日本化学機械製造公式HP
https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/56
製品名 廃溶剤回収装置
用途
  • 電子部品・精密機械工業等の洗浄溶剤の回収
  • 塗装用洗浄溶剤の回収
  • 化学・医薬品・食品・発酵工業等の溶剤回収
  • 汚泥・排水残渣の高濃縮減容化
  • 焼却前の濃縮
性能・回収効率
  • 高濃縮技術でほぼ100%の回収率(※2025年1月調査時点)
  • 処理時間が短く、熱影響を受けにくい
  • 飛沫同伴が少なく、回収液の純度が高い
メンテナンス性 公式HPに記載なし
対応溶剤
  • アルコール類:IPA(イソプロパノール)、エチレングリコール
  • 炭化水素および油脂類:トルエン、プロピレン
  • ケトン類:アセトン、メチル・エチルケトン
  • ハロゲン炭化水素:塩化メチレン
  • エステル類:酢酸エチル、酢酸ブチル

日本化学機械製造の廃溶剤回収装置は、高濃縮技術による回収率の高さ(ほぼ100%)や純度の高い回収液が特徴です。処理時間が短く、熱影響を抑えた効率的な回収が可能で、省スペース設計や全自動運転により人件費削減にも対応します。さらに、薬品不要で衛生的、安全に運用でき、乾燥残渣は焼却が可能です。環境対応や経済性に優れ、食品、医薬品、電子部品など多岐にわたる分野で信頼されています。

溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめです。当サイトでは、反応・抽出、脱脂洗浄、乾燥など、さまざまな製造工程に適した溶剤回収装置を、用途別にご紹介しています。装置の導入をご検討の方はぜひご参考にしてください。

日本化学機械製造の主な
溶剤回収装置の導入事例

堀川化成株式会社殿滋賀工場

日本化学機械製造の溶剤回収装置
引用元:日本化学機械製造活用集サイト
https://www.jcem.jp/utilization/distilling/solvent.html
  • 廃溶剤回収装置(精留式)

固形分を含む洗浄廃液から溶剤を効率的に回収するため、同社の溶剤回収装置を導入しました。本装置は廃液の処理を連続的に行い、溶剤を回収した後、精留処理を行い、そのまま製品純度にまで高めることができます。処理液は蒸発缶で気化させ、直接後段の塔にベーパーフィードされるため、従来の方法に比べて大幅な省エネルギー設計を実現しました。

日本化学機械製造の主な
溶剤回収装置のサポート体制

日本化学機械製造は、溶剤回収装置の導入から運用、保守まで一貫したサポート体制を構築。詳細設計や調達、建設に加え、試運転時の性能確認や運転指導を通じて、装置が最適な状態で稼働するよう支援します。

納入後も定期的なメンテナンスを行っており、安全で効率的な稼働を実現。さらに、法規対応や官庁申請書類の作成サポート、事前検証用のテスト設備も完備しており、信頼性の高いサービスを提供しています。

日本化学機械製造の溶剤回収装置まとめ

日本化学機械製造の溶剤回収装置は、廃液から溶剤を効率的に回収し、廃棄物の減容化や購入コストの削減を実現します。高濃縮技術により回収率ほぼ100%(※2025年1月調査時点)を叶えており、処理時間短縮で熱影響を抑え、回収液の高純度も特徴です。

また、省スペース設計や全自動運転により、生産効率を高めつつ人件費も削減可能です。さらに、乾燥残渣の焼却対応や薬品不要の安全性で、幅広い分野の環境対策に寄与します。多くの納入実績を背景に、信頼性と技術力で適切なソリューションを提供します。

日本化学機械製造の企業情報

会社名 日本化学機械製造株式会社
所在地 大阪府大阪市淀川区加島4-6-23
電話番号 06-6308-3881
公式HP https://www.nikkaki.co.jp/
【用途別】おすすめの溶剤回収装置3選

化学薬品工場や印刷工場、金属加工工場、塗装工場などさまざまな現場で使用されている溶剤。溶剤回収装置を活用することで、コスト削減、環境配慮、法規制への対応などさまざまな効果を得ることができます。
溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめ。ここでは3つのタイプをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

洗浄・脱脂・乾燥工程で発生する
VOCガスの溶剤回収なら
蒸気脱着式溶剤回収装置
(栗本鐵工所)
蒸気脱着式溶剤回収装置(栗本鐵工所)
引用元:栗本鐵工所
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/youzai.html)
おすすめの理由

VOCガス処理で50年以上の実績があり、粒状活性炭を吸着材に使用した装置で、濃度変動がある環境下でも95%の除去率(※1)を実現。リサイクルにも対応。

該当する主な物質

トルエン、キシレン、ベンゼン など

除去率(目安)

95%(※1)

抽出・精製・濃縮工程で発生する
塩素系廃液の溶剤回収なら
排水処理装置 ソルピコ
(日本リファイン)
排水処理装置 ソルピコ(日本リファイン)
引用元:日本リファイン
(https://n-refine.co.jp/service/environment/)
おすすめの理由

ファインケミカル製品精製等の蒸留工程で実績とノウハウがあり、水蒸気排気に強いドライ式真空ポンプを使用。回収した廃液の引取り・精製にも対応。

該当する主な物質

1-2ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素 など

回収率(目安)

95%~(※2)

反応・成形・合成工程で発生する
DMF排水の溶剤回収なら
DMF回収装置
(日本化学機械製造)
DMF回収装置(日本化学機械製造)
引用元:日本化学機械製造
(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/56)
おすすめの理由

一本塔の減圧濃縮方式と比べて、蒸気原単位が40%以上節減できる「多重効用蒸留方式」を採用。品質も安定しており、無色で純度99.5%以上のDMFを回収可能。

該当する主な物質

DMF など

回収率(目安)

99.5%~(※3)

(※1)参照元:栗本鐵工所公式(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/test-machine.html
(※2)参照元:日本リファイン公式(https://n-refine.co.jp/service/environment/solpico/
(※3)参照元:日本化学機械製造(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/18