大川興産

大川興産の特徴・実績

大川興産は、揮発性有機溶剤ガス向け溶剤回収装置を開発し、化学製品製造メーカーの課題解決を支援してきた企業です。精密機械部品用の洗浄装置の製造・販売を主な事業とし、有機ELディスプレイパネルの蒸着用メタルマスクやガラス・レンズ・プリズムなどの洗浄を手掛けています。

同社の溶剤回収装置は、環境配慮やコスト削減を実現する設計が特徴です。迅速な保守体制や精密な洗浄プロセスの支援により、製造効率の向上にも寄与しています。

大川興産の主な
溶剤回収装置の特徴

大川興産の溶剤回収装置
引用元:大川興産公式HP
http://ohkawa-kohsan.com/products/details.html#souchi-06
製品名 溶剤回収装置OK-GREEN1
用途 有機溶剤廃液の再生・回収
性能・回収効率
  • 溶剤回収率99%以上(2025年1月調査時点)
  • 廃液中の溶剤を高効率で抽出
  • 電源がAC100vのため、省スペースで使用可能
メンテナンス性 公式HPに記載なし
対応溶剤
  • 塩素系有機溶剤(例: 塩化メチレン, HCFC-225)
  • 不活性有機溶剤(例: HFC, HFE, HFO)

溶剤回収装置に関しては、「OK-GREEN1」や「OK-HYBRIDs」などの製品を提供しています。特に「OK-HYBRIDs」は、蒸留槽と溶剤回収槽を組み合わせた装置であり、塩素系・不活性有機溶剤の使用済み廃液を入れるだけで、回収・再利用が可能。この使いやすさと高い回収効率により、製造コストの削減や環境負荷の軽減につながります。

また、塩素系や不活性有機溶剤など幅広い溶剤に対応しているため、さまざまな製造現場で活用されています。AC100Vの電源で稼働する省スペース設計のため、導入が容易で、効率的な溶剤再利用が可能です。

溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめです。当サイトでは、反応・抽出、脱脂洗浄、乾燥など、さまざまな製造工程に適した溶剤回収装置を、用途別にご紹介しています。装置の導入をご検討の方はぜひご参考にしてください。

大川興産の主な
溶剤回収装置の導入事例

公式サイトに記載がありませんでした。

大川興産の主な
溶剤回収装置のサポート体制

大川興産では、迅速な保守点検サービスを提供しています。有償の年間定期点検サービスは、安定稼働を支援するため多くの企業で採用されています。また、装置導入後の操作説明や洗浄プロセスのアドバイスなど、導入企業を包括的にサポートします。

大川興産の溶剤回収装置まとめ

大川興産の溶剤回収装置は、廃液中の溶剤を99%以上の回収率(2025年1月調査時点)(※)で再生する性能を備えています。これにより、溶剤の消費量を大幅に削減し、廃棄コストの低減と環境負荷の軽減を実現。小型設計のため設置場所を選ばず、製造現場の効率化が可能です。

有償の年間定期点検サービスや操作説明など、導入後のサポート体制も整備されており、長期的な安定運用を支援が期待できるでしょう。

※2参照元:大川興産公式サイト(http://ohkawa-kohsan.com/products/details.html

大川興産の企業情報

会社名 大川興産株式会社
所在地 大阪府大阪市淀川区西中島7-12-5 日宝北2号館3F
電話番号 06-6304-9191
公式HP http://ohkawa-kohsan.com/
【用途別】おすすめの溶剤回収装置3選

化学薬品工場や印刷工場、金属加工工場、塗装工場などさまざまな現場で使用されている溶剤。溶剤回収装置を活用することで、コスト削減、環境配慮、法規制への対応などさまざまな効果を得ることができます。
溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめ。ここでは3つのタイプをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

洗浄・脱脂・乾燥工程で発生する
VOCガスの溶剤回収なら
蒸気脱着式溶剤回収装置
(栗本鐵工所)
蒸気脱着式溶剤回収装置(栗本鐵工所)
引用元:栗本鐵工所
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/youzai.html)
おすすめの理由

VOCガス処理で50年以上の実績があり、粒状活性炭を吸着材に使用した装置で、濃度変動がある環境下でも95%の除去率(※1)を実現。リサイクルにも対応。

該当する主な物質

トルエン、キシレン、ベンゼン など

除去率(目安)

95%(※1)

抽出・精製・濃縮工程で発生する
塩素系廃液の溶剤回収なら
排水処理装置 ソルピコ
(日本リファイン)
排水処理装置 ソルピコ(日本リファイン)
引用元:日本リファイン
(https://n-refine.co.jp/service/environment/)
おすすめの理由

ファインケミカル製品精製等の蒸留工程で実績とノウハウがあり、水蒸気排気に強いドライ式真空ポンプを使用。回収した廃液の引取り・精製にも対応。

該当する主な物質

1-2ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素 など

回収率(目安)

95%~(※2)

反応・成形・合成工程で発生する
DMF排水の溶剤回収なら
DMF回収装置
(日本化学機械製造)
DMF回収装置(日本化学機械製造)
引用元:日本化学機械製造
(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/56)
おすすめの理由

一本塔の減圧濃縮方式と比べて、蒸気原単位が40%以上節減できる「多重効用蒸留方式」を採用。品質も安定しており、無色で純度99.5%以上のDMFを回収可能。

該当する主な物質

DMF など

回収率(目安)

99.5%~(※3)

(※1)参照元:栗本鐵工所公式(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/test-machine.html
(※2)参照元:日本リファイン公式(https://n-refine.co.jp/service/environment/solpico/
(※3)参照元:日本化学機械製造(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/18