大川興産は、揮発性有機溶剤ガス向け溶剤回収装置を開発し、化学製品製造メーカーの課題解決を支援してきた企業です。精密機械部品用の洗浄装置の製造・販売を主な事業とし、有機ELディスプレイパネルの蒸着用メタルマスクやガラス・レンズ・プリズムなどの洗浄を手掛けています。
同社の溶剤回収装置は、環境配慮やコスト削減を実現する設計が特徴です。迅速な保守体制や精密な洗浄プロセスの支援により、製造効率の向上にも寄与しています。
製品名 | 溶剤回収装置OK-GREEN1 | |
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用途 | 有機溶剤廃液の再生・回収 | |
性能・回収効率 |
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メンテナンス性 | 公式HPに記載なし | |
対応溶剤 |
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溶剤回収装置に関しては、「OK-GREEN1」や「OK-HYBRIDs」などの製品を提供しています。特に「OK-HYBRIDs」は、蒸留槽と溶剤回収槽を組み合わせた装置であり、塩素系・不活性有機溶剤の使用済み廃液を入れるだけで、回収・再利用が可能。この使いやすさと高い回収効率により、製造コストの削減や環境負荷の軽減につながります。
また、塩素系や不活性有機溶剤など幅広い溶剤に対応しているため、さまざまな製造現場で活用されています。AC100Vの電源で稼働する省スペース設計のため、導入が容易で、効率的な溶剤再利用が可能です。
溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめです。当サイトでは、反応・抽出、脱脂洗浄、乾燥など、さまざまな製造工程に適した溶剤回収装置を、用途別にご紹介しています。装置の導入をご検討の方はぜひご参考にしてください。
公式サイトに記載がありませんでした。
大川興産では、迅速な保守点検サービスを提供しています。有償の年間定期点検サービスは、安定稼働を支援するため多くの企業で採用されています。また、装置導入後の操作説明や洗浄プロセスのアドバイスなど、導入企業を包括的にサポートします。
大川興産の溶剤回収装置は、廃液中の溶剤を99%以上の回収率(2025年1月調査時点)(※)で再生する性能を備えています。これにより、溶剤の消費量を大幅に削減し、廃棄コストの低減と環境負荷の軽減を実現。小型設計のため設置場所を選ばず、製造現場の効率化が可能です。
有償の年間定期点検サービスや操作説明など、導入後のサポート体制も整備されており、長期的な安定運用を支援が期待できるでしょう。
会社名 | 大川興産株式会社 |
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所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島7-12-5 日宝北2号館3F |
電話番号 | 06-6304-9191 |
公式HP | http://ohkawa-kohsan.com/ |
化学薬品工場や印刷工場、金属加工工場、塗装工場などさまざまな現場で使用されている溶剤。溶剤回収装置を活用することで、コスト削減、環境配慮、法規制への対応などさまざまな効果を得ることができます。
溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめ。ここでは3つのタイプをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
VOCガス処理で50年以上の実績があり、粒状活性炭を吸着材に使用した装置で、濃度変動がある環境下でも95%の除去率(※1)を実現。リサイクルにも対応。
トルエン、キシレン、ベンゼン など
95%(※1)
ファインケミカル製品精製等の蒸留工程で実績とノウハウがあり、水蒸気排気に強いドライ式真空ポンプを使用。回収した廃液の引取り・精製にも対応。
1-2ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素 など
95%~(※2)
一本塔の減圧濃縮方式と比べて、蒸気原単位が40%以上節減できる「多重効用蒸留方式」を採用。品質も安定しており、無色で純度99.5%以上のDMFを回収可能。
DMF など
99.5%~(※3)
(※1)参照元:栗本鐵工所公式(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/test-machine.html)
(※2)参照元:日本リファイン公式(https://n-refine.co.jp/service/environment/solpico/)
(※3)参照元:日本化学機械製造(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/18)