西部技研

西部技研の特徴・実績

西部技研は1965年の創業以来、独自技術を基盤とした空気処理機器を提供している企業です。揮発性有機溶剤ガス向けの溶剤回収装置においては、省エネルギー性と安全性を兼ね備えたシステムを展開。

地球の環境負荷削減に貢献するため、大学・研究機関との基礎研究や、国内外の有力企業との共同事業にも取り組んでいます。

西部技研の主な溶剤回収装置の特徴

西部技研の溶剤回収装置
引用元:西部技研公式サイト
https://seibu-giken.com/products/558/
製品名 溶剤回収システム
用途 リチウムイオン電池の電極形成工程。ドライヤ排気に含まれる有機溶剤の回収。
性能・回収効率
  • 熱交換器で排ガス熱を回収し、省エネ効果を実現。
  • 欧州規制(1mg/Nm³)対応の低濃度排気を達成。
  • 防爆仕様・CE/UL対応の安全設計。
  • VOC濃縮装置を併用し、残存溶剤も効率回収。
  • 低濃度基準を満たした排気を大気放出可能。
メンテナンス性 公式HPに記載なし
対応溶剤 NMP、酪酸ブチル ※その他の溶剤はご相談ください

西部技研の装置は、環境に配慮した溶剤回収システムです。有機溶剤を高効率で回収し、冷却凝縮方式により安定した回収液を得られる特徴があります。また、独自の熱交換システムを採用し、排気熱を効率的に回収することで運用コストを抑えます。

そのほか、防爆仕様やCE・UL認証対応により、産業現場での安全性を確保。設置後のメンテナンスも少なく、長期間安定した稼働が可能です。

溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめです。当サイトでは、反応・抽出、脱脂洗浄、乾燥など、さまざまな製造工程に適した溶剤回収装置を、用途別にご紹介しています。装置の導入をご検討の方はぜひご参考にしてください。

西部技研の主な溶剤回収装置の導入事例

公式HPに記載がありませんでした。

西部技研の主な
溶剤回収装置のサポート体制

西部技研グループは、溶剤回収装置を含む空気環境創出に関する製品・ソリューションを、一貫して提供しています。開発、設計、製造、設置・施工、メンテナンス、交換まで対応可能で、長期的なサポート体制を確立しています。空気の清浄化や省エネ換気、有害物質の除去など、幅広い課題に対応し、独自のハニカム技術を活用しています。

また、全製品には日本国内で開発・製造された高性能ローターを採用。これまでの豊富な実績を基に、空気環境やサステナビリティに関するトータルコンサルティングも提供し、お客様の多様なニーズに応えます。

西部技研の溶剤回収装置まとめ

西部技研の溶剤回収装置は、省エネルギー性、安全性、環境規制対応力が際立っています。独自技術による効率的な熱交換や高性能ローターの搭載により、運用コスト削減と高い安全性を実現。豊富な実績と知見を活かし、各種環境課題に対応する適切なソリューションを提供します。

西部技研の企業情報

会社名 株式会社西部技研
所在地 福岡県古賀市青柳3108-3
電話番号 (代表)092-942-3511
公式HP https://seibu-giken.com/
【用途別】おすすめの溶剤回収装置3選

化学薬品工場や印刷工場、金属加工工場、塗装工場などさまざまな現場で使用されている溶剤。溶剤回収装置を活用することで、コスト削減、環境配慮、法規制への対応などさまざまな効果を得ることができます。
溶剤回収装置は、装置によって仕組みや処理の方法、対応可能な溶剤などが異なるため、現場の用途に合わせて選ぶのがおすすめ。ここでは3つのタイプをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

洗浄・脱脂・乾燥工程で発生する
VOCガスの溶剤回収なら
蒸気脱着式溶剤回収装置
(栗本鐵工所)
蒸気脱着式溶剤回収装置(栗本鐵工所)
引用元:栗本鐵工所
(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/youzai.html)
おすすめの理由

VOCガス処理で50年以上の実績があり、粒状活性炭を吸着材に使用した装置で、濃度変動がある環境下でも95%の除去率(※1)を実現。リサイクルにも対応。

該当する主な物質

トルエン、キシレン、ベンゼン など

除去率(目安)

95%(※1)

抽出・精製・濃縮工程で発生する
塩素系廃液の溶剤回収なら
排水処理装置 ソルピコ
(日本リファイン)
排水処理装置 ソルピコ(日本リファイン)
引用元:日本リファイン
(https://n-refine.co.jp/service/environment/)
おすすめの理由

ファインケミカル製品精製等の蒸留工程で実績とノウハウがあり、水蒸気排気に強いドライ式真空ポンプを使用。回収した廃液の引取り・精製にも対応。

該当する主な物質

1-2ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素 など

回収率(目安)

95%~(※2)

反応・成形・合成工程で発生する
DMF排水の溶剤回収なら
DMF回収装置
(日本化学機械製造)
DMF回収装置(日本化学機械製造)
引用元:日本化学機械製造
(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/56)
おすすめの理由

一本塔の減圧濃縮方式と比べて、蒸気原単位が40%以上節減できる「多重効用蒸留方式」を採用。品質も安定しており、無色で純度99.5%以上のDMFを回収可能。

該当する主な物質

DMF など

回収率(目安)

99.5%~(※3)

(※1)参照元:栗本鐵工所公式(https://www01.kurimoto.co.jp/co-lab/about/test-machine.html
(※2)参照元:日本リファイン公式(https://n-refine.co.jp/service/environment/solpico/
(※3)参照元:日本化学機械製造(https://www.nikkaki.co.jp/products/detail/18